![]() このグロカッコイイ、ドクロは少し前から話題になってるダミアン・ハースト の「For The Love Of God」というアート作品です。 ビクトリア時代の人間の本物の頭蓋骨を、プラチナ(2kg)で鋳造して、その 上にびっしり8,601個のダイアモンドが敷き詰められています。 で、スゴイのが制作費36億円(!)、販売価格120億円(!!)、「すでに、 3~4名と商談中」(!!!)だそうです・・。あの、ベッカムも興味津々だとか。 僕はそんなにアートには、詳しくはないですが、アートバブルが来ているという のは事実のようです。 デザインの世界でも去年、マーク・ニューソンの「ロッキード・ラウンジ」が、 約1億円で落札されましたが、まだ(?)このドクロの120分の1です。 まあ、原価が違うので、純粋な付加価値率で言えば、こちらが上ですね。 ![]() おそらく一部のプロダクトデザインは、これからどんどんアートピース化して 行く気がします。というか、そもそも、デザインとアートの定義って、曖昧な ものですが。 でも、高価過ぎて座れない椅子は、もはや椅子ではないような・・・。 座るという機能に加える事で、それ自体のバリューを上げる行為がデザインだと したら、そのバリューが上がって、座れ(ら)なくなった時点で、それはアート になるとも言えます。 1億円で「ロッキード・ラウンジ」を買った人が、鍵の掛かった部屋で、毎日、 目を細めて、眺めているだけならアートですし、毎日、家で普通に座って、テレビ を見ていたら、それは家具(デザイン)です。 実は案外、シンプルな事なのかも知れません。モノとの距離感というか。 普通に使ってたら、すごくカッコイイな。できれば、そうであって欲しいです。 近い将来、IREMONYA DESIGN LABOでも「ダイアモンドを敷き詰めたEDDIE」 とか「純金ボディー、目がプラチナのBARNEY」を、製作する事が・・・。 ないかな。 IREMONYA DESIGN LABO 徳田正樹 #
by IDL_project_room
| 2007-08-31 19:48
| TOKUDA
![]() お気に入りの「JAGUAR」の折り畳み自転車です。 折り畳み自転車を、探していた時、偶然ネットで見つけて、その ストライクな配色、そして「JAGUAR」なのに万が一盗難に遭っても、まだ 我慢できるくらいの低価格! 「在庫残り1台」の表示も背中を押して、「買うしかない!」と即購入。 低価格に抑えるため、基本的に「JAGUAR」が本来持つスペックや品質 の高さは、この自転車にはありませんが、これは付いてます!↓ ![]() 「JAGUAR」のエンブレムです。ちゃんと金属製です。コレが付いてなかったら、 買わなかったかも・・・。 このエンブレムは目立つみたいで、走ってるとすれ違いざまに、50歳くらいの サラリーマンの男性に、二度見&苦笑いされたり、信号待ちで隣にいた小さな お子様に、全力でもぎ取られそうになったりと、人気者です。 一瞬「これ、本物?」って思ってしまうくらいの、微妙なバランスと遊び心。 「JAGUAR」の、懐の深さが垣間見える逸品です。 イギリス本社の幹部は、この自転車の存在を知らないかもしれませんが・・・。 IREMONYA DESIGN LABO 徳田正樹 #
by IDL_project_room
| 2007-08-27 22:39
| TOKUDA
![]() 最近、楽しみにしている事のひとつに、コーヒーがあります。 少し前までは、インスタントコーヒーでいいかなーなんて思っていましたが、 ひょんな事から自分で淹れるコーヒーの楽しさに目覚めました。 まだまだ見様見真似の我流ですが、「自分で淹れると違うな」なんて思い ながら飲んでます。 飲めなかった念願のブラックコーヒーも、飲めるようになりました。 すると段々、「やっぱり豆は挽きたてがいいな」なんて、わかったフリをしたく なってきます。さすがに豆の焙煎は自宅で出来ないので、お気に入りの コーヒーショップで焙煎した豆を買い、このために購入したミルで、その都度、 淹れる分だけ挽くようにしています。 食事の後や、休みの午後とかに「さ、コーヒーでも淹れよかな・・」ていう瞬間が 大好きです。この、なんとなく贅沢なカンジ・・・。 人間は、基本的に贅沢が好きです。そして、その贅沢には、大きく2種類あると 思います。 一つは、お金(やモノ)を使う贅沢。もう一つは、時間(や手間)を使う贅沢。 私の場合、もちろんコーヒーは後者になります。 コーヒーを淹れるという作業は、少し手間がかかります。こだわりという自己満足。 豆を選んだり、挽く時間を工夫したり、お湯をちょっとづつ注いだり、カップを温め たり・・。 このすべての要素が、凝縮された1杯のコーヒーは、すごく贅沢だと思います。 私は、それが味わいたくて、今日もコーヒーを淹れるんだなと思いました。 そして、最近、私の考えるデザインの方向性も、この「時間や手間を使う贅沢」と 何となくシンクロして来ているなーと思います。それは、長くなるので今度書くこと にします。 この「時間を使う贅沢」も、エスカレートすると、でかい焙煎機を買ったり、豆を 栽培するために農園を購入したり、勉強のためブラジル留学したり、という「お金を 使う贅沢」へ、いつの間にかスイッチするので要注意です。 IREMONYA DESIGN LABO 徳田正樹 #
by idl_project_room
| 2007-08-26 16:51
| TOKUDA
![]() 自宅に訪れた人達のほぼ全員が、反応するモノがあります。スタルクの「ニョメス」 です。 多くの反応は、「え・・・、何コレ?」とか「キモチ悪い」、「カワイイ~」 「顔・・・、ビートたけしに似てない?」です。 いやいや、確かに似ていますが、少し複雑な気分になります。 この「ニョメス」は、フィリップ・スタルクがデザインしたスツールで、7年前 くらいに、一目惚れして迷わず購入したものです。 私が、この商品のすごいと思うところは、「そのまんま」なところです。 素材が、テクノポリマーで作られている以外は、ガーデニングに使われたりする、 ほぼあのまんまです。 この「ニョメス」の大事なポイントは、スタルクが「普通は庭とかで使うモノ だけど、リビングとかにもどう?」と言っている事だと思います。 この「スタルクが言う」というのが結構ポイント高いです。 あのスタルクがそう言うことで、様々な意味や価値観が付加されます。 そして、スタルクのサインが入ったり、カルテル社が生産したりすることで、 この「ニョメス」というプロダクトは成立しています。 デザインとは何も表層的な意匠やフォルムだけを指すモノではなく、 「誰が」「何を」「どう」提案するかという事も、デザインの大事な要素である ことを、この「ニョメス」は教えてくれます。 ・・・なんて、小難しいことを考えながら生活している人なんてはっきり言って、 いませんね。 しかし実際、見た人が、どんな感情であれ、良くも悪くも気持ちが動く・・・。 これって、なかなかスゴイ事だと思いますし、うらやましい・・・。 この「ニョメス」は、こんなプロダクトを、デザインできればなーと思わせて くれるプロダクトのひとつです。 IREMONYA DESIGN LABO 徳田正樹 #
by IDL_project_room
| 2007-08-22 13:23
| TOKUDA
この度、東京店BLOGに続きまして、「I.D.L 企画・デザイン室 BLOG」が 開設の運びとなりました! どうも、IREMONYA DESIGN LABOでデザインなどをしております徳田です。 少し前から、仕事やプライベートで会う人達に高い確率で言われるコメント。 「ブログ全然書いてないでしょ」 「ギクッ!・・・何故、それを・・・?」 少しづつですが、当店のブログを見て頂ける人数も日ごとに増え、嬉しく思う 反面、「書かなきゃサボってると思われる」という変なプレッシャーも増してきて いました。 ブログを書くという行為は、何かを発信できるという事はもちろん、自分が普段 考えてることを整理&客観視できたり、普段から物事をブログ的に考える(知らず 知らず要約&添削している)ようになるというメリットもあるような気がします。 この「企画・デザイン室ブログ」のスタートを機に、お店のこと、日常のこと、 デザインのこと、最近気になっていることなど、ぼちぼち書いていきたいと 思いますので、京都本店・東京店のスタッフブログ共々、宜しくお願いします! IREMONYA DESIGN LABO 徳田正樹 #
by IDL_project_room
| 2007-08-20 22:15
| TOKUDA
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